【工場の品質管理業務】今日も不具合発生!ひたすら選別。どうやったら不具合がなくなるのと思う日々。

【工場の品質管理業務】今日も不具合発生!ひたすら選別。どうやったら不具合がなくなるのと思う日々。

【性別】男性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
40歳

【当時の職業】
品質管理課

【当時の住まい】
妻と娘と賃貸アパート暮らし

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、同じ業種の別の職場で働いている





【就職のきっかけと経緯】
地元が製造業の工業団地が多くあり、就職の際にものづくりに興味を惹かれました。
地元の工場に就職が決まりましたが、体力に自信があるほうではなかったので、現場作業ではない部署で品質管理課にを希望したことがきっかけになります。

【環境と仕事内容】
品質管理課
工場全体の品質管理
試作部品のエンジンなど。
新規受注した製品の立ち上げ準備。
具体的には各部署(営業、設計、製造、品質、出荷)との打ち合わせからはじまり、加工方法の検討、加工設備の選定、測定具の選定、測定頻度の検討、測定記録の作成、標準書類作成、などを行います。
加工開始後、三次元測定機や、ノギス、マイクロメーター、ピンゲージ、シリンダーゲージ、ホールテストなどを用いて測定をおこないます。
不具合が発生した際は、不具合品の処置を検討、処置指示、原因追求、対策を対策書に纏めます。
従業員は150名ほどで品質管理課のリーダーをまかされています。
勤務については平日8時から17時までの土日休みとなっています。

【大変だった時期】
転職を何度か繰り返しましたが、現在も品質管理課にいます。
39歳で昇進し、求められる事も多くなり40歳の今が一番大変です。




【大変だったこと】
品質管理課は全ての不具合の責任に関わってくるので、不具合が発生した時の対応が特に大変です。
不具合には大きく分けて2通りあり、一つ目は客先からの不具合連絡(クレーム)で、二つ目は社内で発見された不具合対応になります。
不具合対応はイレギュラーなため、不具合連絡がきた時にその日の予定が全て狂います。
また、重要度も高いため、迅速かつ、正確な情報収集が必要になります。
各部署への聞き取り調査、社内への情報展開も多く、コミュニケーションスキルも必要になってきます。
不具合はマイナスな事なのであまり印象も悪く、不具合対応している時は特に大変だと感じます。
現場への聞き取り調査でも、嘘を言われたり、嘘をついているつもりがなくても実際と異なることを聞いてしまい、あとでおかしな事実に気付いたり、時には逆ギレされてしまったりと悩みが絶えません。

【大変だった期間】
今も続いている。




【当時の心境】
通常業務は検査する事でしたが、不具合発生時は不具合対応も同時にこなさなければならず、大変苦労しました。
知識も経験もなく、どうやって解決すればよいのかがわからず、いつその仕事が終わるのかもわかなかったため毎日何時に帰れるのかわからず、毎日悩んでいました。
不具合の原因調査では犯人探しのような感じになり人間関係にも悩まされていました。

【職場が大変だった原因】
会社の環境も大きな原因だと思います。
まずは環境作り(土台)で適正な人数、適正な教育時間、適正な作業時間、適正なスペースが大事だと思いますがあきらかに環境が悪い場合もあると思います。




【仕事で良かったこと】
品質管理課の業務を通じ、色んな経験やスキルアップに繋がっていると感じます。
色々な修羅場を通ってきたため、今ではどんな状況下でも動じない心ができており、むしろ新たな課題が来た時にはどんなことでもやりがいを感じられるようになりました。




【特にひどかった最悪の出来事】
特に忘れられない最悪な思い出は、不具合を再発させてしまいお客様の会社に誤りにいった事です。
製品に傷がついていないか、チェックをし出荷する事になっていますが、チェックが疎かになっており一度目の不具合が発生しました。
客先在庫品のチェックは自分で行いましたが、社内在庫は別の方が担当しましたが、あまりしっかりとした人ではなく、指示通りではなく、手抜きで抜き取り検査をしていたため、再度不具合品が流出しました。
さらに別の寸法不具合を出してしまい、お客様に大変迷惑をかけてしまいました。
お客様もきつい言い方をする人もおり廊下で立たされた事は今でも忘れません。
当時は色々な心境になりましたが、自分が発生させたわけでもない不具合について怒られている時は、辛かったり、夜遅くなる時は苛立ちを感じることもありました。
社内全体で不具合件数が伸びている時は、品質課の体制が悪いと言われることもあり数ヶ月夜中まで対策を練る事もありました。




【相談した人・助けてくれた人】
相談した人は家族になります。
不具合の話しは職場ではマイナスなイメージがあり、不具合を発生させてしまった人との人間関係にも繋がるため、
家に持ち帰って妻に話しました。
妻は状況の詳細についてはわからないもののいつも話を聞いてくれたので大変感謝しています。

【改善のための行動】
知識、経験が少なかったため、色々な人に話を聞きました。
話を全然聞いてくれない人や、聞いても教えてくれない人も多く、舐められていた事もあったと思います。
納得できないときは夜遅くなることも多かったですが、だんだんと信頼関係が築けるようになり、ほとんどの方が味方になってくれ、スムーズに問題解決できるようになりました。




【現在の状況と心境の変化】
当時不具合を解決する能力がなく、苦労する部分が多かったですが、20年が経った今では不具合に関しては知識、経験も増え大変なことはなくなりました。
また、考え方や心を大きくもてるようになったことで大変だと感じなくなったと思います。
現場ではISOの業務を任されるようになったことで審査準備などで覚える事も多く大変苦労を感じています。

【学んだこと】
どんな事でも解決できるものだ!と考えられるようになりました。
どんな辛い状況でもなんとかなると思っています。
また、不具合の原因調査を多くこなしたことで、人が本当の事を話しているかどんな事を考えているかがわかるようになり、その結果、色々な人の視点で物事を考えられるようになりました。



【当時の自分へのアドバイス】
自分が悪くなくても、冷静に物事を考える。
当時は「何をやらかしたんだ」「ふざけんな」など怒鳴ったりしたことも多くありましたが、状況が余計に悪化した部分があると思います。
表面的には解決したように見えているだけの事もあるため、常に冷静になり物事をよく分析し、適切に対処することが大事だと思います。
一番の近道は人間関係、信頼関係をよくすることがアドバイスとなります。